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マリナの息子。基本イメージは小学校低学年である。 マリナが大好きで、誇りに思っている様子。 会えない父を思いながらも母を気遣う、「セツナ・イスマイル」の持ち主。 ある名無しさん曰く、「生意気だけど、母さんへの愛情はトランザム」
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GAT-X105 ソードストライクガンダム 特徴 COST EXP SIZE HP EN 攻 防 機 移 宇 空 地 水上 水中 35200 660 M 13120 300 27 25 24 7 B - B - C 武装 名前 威力 EN MP 射程 属性 命中 CRI 備考 シュベルトゲベール 5000 45 0 1〜1 BEAM格闘 100 5 イーゲルシュテルン 1000 15 0 1〜2 連射 105 25 パンツァーアイゼン 3200 28 0 2〜3 通常格闘 90 5 マイダスメッサー 3500 30 0 2〜4 特殊格闘 80 5 アビリティ 名前 効果 備考 アンチ・ビーム・シールド防御可能 シールド防御可能防御時にBEAM効果を軽減 フェイズシフト装甲 物理攻撃ダメージ60%軽減発動時EN5/毎ターンEN10消費 ハードポイント・システム 戦艦で武装換装可能 ストライク・エール・ランチャーに換装可能 支援防御可能 支援防御可能 設計元 設計元A 設計元B 開発先 開発先A 開発先B 開発先C 開発先D 2 ストライクダガー 3 デュエルガンダム 4 ストライクルージュ 5 ストライクノワール 備考 ストライクガンダムのソードストライカー装備の格闘特化形態。 無双させる時は、大抵これ一択になりがち。 特殊格闘のマイダスメッサーが何気に便利で、防御系アビリティを無視できるストライク唯一の武装だったりする。 ソードインパルスの武装との違いは2〜3の通常格闘が2〜4のBEAM1に変化した程度。 どちらの機体も2〜4では特殊格闘の方が使用頻度が高いと思われるので、この形態に関しては武装面で劣るということはない。
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戻る 次 刹那(男)「任務遂行中…未だに2人を助け出す手段がない…」 刹那(女)「差し入れ持ってきた。はいコレ、オニギリ」 刹那(男)「助かる。ん?カツオ…」 刹那(女)「あなた魚のスープが好きって言ってたから。駄目だった?」 刹那(男)「いや。助かる」 刹那(女)「……」 (パクパク) 刹那(男)「……」 (パクパク) 刹那(男)「…うまいな」 刹那(女)「ありがと」 刹那(男)「いや…」 (パクパク) 戻る 次
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《刹那(せつな)の調律(ちょうりつ)》 通常罠 ①:自分フィールド上のSモンスター1体が破壊され墓地に送られた時、 そのSモンスターを対象に手札からチューナー1体を墓地に送って発動できる。 そのSモンスターと墓地に送ったチューナーのレベル合計に等しいレベルのSモンスター1体を、 自分のEXデッキからS召喚扱いで特殊召喚する。 漫画版5D’sで登場した通常罠カード。破壊されたシンクロモンスターと手札のチューナーモンスターを素材にシンクロ召喚する効果を持つ。 Sモンスターの破壊は戦闘・効果を問わないため、能動的に自身を破壊できるシンクロモンスターとは相性がよく、たとえば《スクラップ・ドラゴン》の効果で自身を破壊した際にも発動できる。 また【インティ&クイラ】では積極的に《太陽竜インティ》と《月影龍クイラ》を破壊していくことになるため、手札にチューナーを握っていれば後続を呼び出すことができる。またあくまで「シンクロ召喚扱いの特殊召喚」であるため、《氷結界の龍 トリシューラ》のような、素材に指定のあるシンクロモンスターもレベルの合計さえ揃えば問題なく呼び出せる。 一番の売りはいわゆる「アクセルシンクロモンスター」を呼べることで、《シューティング・クェーサー・ドラゴン》などが狙い目。特に《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》の場合、効果のコストが「自身を除外してエンドフェイズに戻す」という一連の行為であるため、容易に効果を使える上にエクストラモンスターゾーンからメインモンスターゾーンへ移れる。 また、正規の召喚扱いになるため一部を除けば蘇生制限もクリアできるので、《戦線復帰》や《死者蘇生》での蘇生にも対応するなど、シンクロデッキでの汎用性は非常に高い。 原作・アニメにおいて――― 漫画版5D’sで遊星が二度使用し、いずれのケースでも《閃珖竜 スターダスト》のシンクロ召喚につなげている。 初登場は7巻で、「遊星VS骸骨騎士(2回目)」において遊星が使用。《冥界濁龍 ドラゴキュートス》に戦闘破壊された《セブン・ソード・ウォリアー》と手札の《ライティ・ドライバー》を素材とした。 二度目は8巻の「遊星VSセクト」戦で、《魔王龍 ベエルゼ》に戦闘破壊された《グラヴィティ・ウォリアー》と手札の《ネジマキの見習い戦士》を素材として《閃珖竜 スターダスト》をシンクロ召喚した。
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ギルド「刹那の奇跡」4・6・9代目ギルドマスター。 現在は[刹那の奇跡]副ギルドマスター。2007/01入団。 3代目が抜けてステG化しそうだった「刹那の奇跡」を立て直した人物。 「刹那の奇跡」内では数少ないメインクエスト完走者でもある。 姫さん・姫ちゃん・姫などの愛称で呼ばれている。 最近は休日出勤などでリアルが忙しいらしい…
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前へ 次へ 1940年 『つまりヒモに必要な物は観察力。そして忍耐力だ。そしてなにより――――』 『はっ、お前、人の話を聞いてたのか?』 『お、やっと笑ったな』 『呆れてるんだ。この変態、野獣』 隣に座る虎をはたく。 音もしないくらい弱かったが、虎は場所に合わないほど陽気に笑った。 『ハッハー、大正解だ。こういう時は笑うのが一番だぜ?』 『…気楽な物だな。こんな死線に潜りこんで来るような奴だから、もっと…』 少女は流し目で少しばかり高いところの虎の顔を見やる。 『あん?』 『いや、まるごとバカだ。期待した私達が間違ってた』 『ハッハッハ!女の子が戦ってんだぜ!?バカにならなくてどうすんだ!』 溜息をつく少女に、虎は呵々と笑う。 随分とよく笑う奴だと。少女はぼんやりと思った。 『酔狂な奴だな…そんな理由で戦ってきたのか?』 『女の子の為に戦ってるからな。俺が戦って、女の子が助かるなら本望さ』 そう言うと、虎はまっすぐに少女の目を見詰めた。 口元の笑みは変わらないが、その緑の目はとても真剣で。 なんだかおかしくなって、気の抜けたように少女は笑った。 『バカだなぁ』 『…やっぱりあんたは綺麗だな』 『煤だらけなのに?』 『ああ、女神の様だ。この髪も、瞳も』 試すようにいじらしく。 囁くような少女の声に、虎は柄にもなく言った。 赤くなったのはたのは少女の方だった。 焦る様に少女が口を開くと、虎は遮るように立ちあがった。 『…ハッ、どうも敵さんは俺に休みもくれないらしい』 『え?』 『聞こえ…ないか、南東57kmで2分後に敵と接触だ』 虎が耳をぴこりと動かし、すいと空に指をさす。 少女は魔力を少し放出すると、大鷲の耳羽をなびかせ、その空をにらんだ。 『…アレか』 『見えるのか?』 驚いたように虎が言う。 鳥類を使い魔に持った者は視力の方が上がるらしいが、虎は少し違うようだ。 『当然だろ?…もう飛ぶのか』 『当然。かわい子ちゃんが俺を待ってるからな!』 意気揚々と虎は吼える。 そうすると虎は向き直り、少女の頭をわしゃわしゃと撫で、 『ここでお別れだ、黄の14。いつか俺の隣を飛べるようになるといいな』 虎のある所負け無しと、そういわれるほどの強さ。 転々と欧州を飛び回り、目の前の敵は全て薙ぎ払ってきた虎はそう言って笑った。 『ふふん、私の僚機にしてやろうか?』 そんな虎にそう言ったのは、どうしてだか解らない。 そう言われた虎はきょとりとすると、ふっと笑った。 『そいつはいい話だ…黄の14』 『なんだ?』 『たとえここが落ちたとしても、必ず奪い返してやる。俺が嬢ちゃんの空を守ってやる。だから今は―――』 『分かってる。ここは私の空だぞ?』 虎は少女は頬を指で拭い、眉間をつめる。 なんて言おうとしたのかは知らない。それでも少女は虎の声を指で制した。 そんな少女に、虎は本当に柄にもなく口を開いた。 『…黄の14、あんたの眼は俺の愛する海にそっくりだ』 『…ふふん、光栄だな。次に合う時には名前ぐらい聞かせろよ?』 『ああ、また空で会おう』 それっきり、二年の時が流れた。 マルセイユ(会えたと思ったらやっぱりバカで無茶でどうしようもなくて、その癖信頼だけはまた持って行って…) 整備兵達の怒号と確認の大声、エンジンの轟音、金属の擦れる音 一緒くたに耳に飛び込んで来る音の洪水を噛み締める。煌々と胸に闘志が揺らぎだすのを感じる。 戦う前の喧騒が響けば、戦いの匂いが充満する。 集中力が高まり、自分の呼吸のみが聴覚を支配していく。 整備兵6「エンジン良好、いつでも行けます!!」 担当整備兵が親指を突き立てて発進ユニットから離れた。 加東「…ええい、今日だけよ!マルセイユ!全機出撃!」 整備兵6「班長、本当に、良かったんでしょうか…」 整備班長「俺達の仕事は、嬢ちゃんや俺がしっかりと飛べるように整備する事だ。それ以上は戦う奴等の誇りを汚すことになる」 整備兵3「仕方ないが通る事じゃねえ。俺達は俺達のやる事をやった。みんなの翼を、俺達がもぐわけにゃあいかねえよ」 熱気に揺らぐ四機の陽炎を目で追いながら、男達は言葉を交わす。 願う事は、愛機の活躍と、ウィッチ達の無事。 整備兵1「…俺達は唯、祈っていればいい」 砂漠上空 ≪どう?黄の14。新型の履き心地は≫ 先行して機体の動作をチェックするマルセイユに加東が呼びかける。 ≪確かに性能はいいな……フリッツの方が履きやすいよ≫ 軽やかにロールをしながらマルセイユとペットゲンが後方の加東、稲垣の方に辷ってくる。 心配そうにマルセイユの後ろに飛ぶペットゲンも少し安心したような表情だった。 ≪機体のチェックも済んだ事だし、急ぎましょう≫ ≪ああ、さすがにマイルズ達も飛行杯は領分じゃないからな≫ ≪俺さん、大丈夫でしょうか…≫ ≪大丈夫だよマミ。あいつはそんな簡単にくたばったりしないって≫ ≪しかし今回ばっかりは少し心配ね。何が陸戦4機と飛行杯13機よ…≫ あんまりにも改ざんされた報告に溜息が出る。 この二ヶ月あまりで発覚した虎の癖。いや、癖と言うには無茶すぎる、彼にとってのいつもの事。 ≪来るなの一点張りだったからな…≫ ふらふらと着陸しようとするマルセイユをそのまま抱きとめ、状況を聞いた途端に「俺が一人で行く」の一点張り。 ふざけるなと言い返した所で勢いは止まらず、挙句の果てには指令部へ嘘の報告をして集合を遅らせる位だ。 ≪いつもの事だが、今回はな≫ 私らしくも無いと彼女は笑うが、加東は空気がぴりぴりしているのを感じていた。 嫌な予感。おそらく激戦に身を置いた者だけが分かる勘のようなもの。 それを知っていたから俺は一人で飛んだ。それを感じたからマルセイユは俺を追った。 単純だ。たったそれだけ。そしてきっと二人の感じた物は正しい。 加東達は速度を上げ、無線から飛んでくる座標へと急いだ。 ≪急ぐわよ!地上部隊も俺もかなり消耗してる!≫ 俺「だあぁッ!畜生!こういうのは中尉向けだろォが!!」 落としても落としても機体に群がる飛行杯に、轟音に揺れる操縦席で吼え立てながら 急降下からの射撃で地上の陸戦型ネウロイの脚を吹き飛ばす。 ≪―――――――!――――!?≫ 無線から怒鳴り声が洩れるが音を成さない、否、俺の聴覚が反応しない。 俺「マイルズか?聞こえねえぞ!腹の底から声出せ!!」 急上昇で全身にかかるGに耐えながら吼える。 息切れが激しい。段々と遠くなる聴覚に魔法力の底を感じながら飛行杯の背後を取る。 ≪――!!―――――――!!!!!≫ 俺「もっとだ!あんたが[ピーーーー]になるぐれェの声出せ!!!」 マイルズ「んのバカ虎がァ!!何を聞かすかぁああ!!!」 ≪~~~~~ッい゙ぃ゙!!?≫ 無線の先から飛んできたちょっと表現できない声に、地上で戦うマイルズは吼えた。文字通り。 その場の全員の鼓膜を破壊せんばかりの咆哮に非難の声があちらこちらからあがってくる。 マイルズ隊1「~~~…ッ少佐ぁ!全員繋がってるんですよ!?」 シャーロット「いったぁ……ねえ[ピーーーー]って何?」 北野「ひゃああ!シャーロットちゃん駄目ぇえええ!!」 パトリシア「馬鹿虎ぁ!あんた何覚えさせてんのよ!」 陸戦に徹甲弾を叩き込むシャーロットに隊員は叫んだ。 マイルズの、ネウロイからの攻撃が一瞬止む程の大声に鼓膜が破けたんじゃないかと心配になるが、無線越しに響く俺の笑い声を聞いて安心した。 マイルズ「あなた達静かにしなさい!混信する!!」 全員「スミマセン……」 一気に賑やかになった回線にマイルズが声を張ればさっと治まる。 いい感じに緊張が抜けた隊員に溜息をつくと、彼女は無線へと叫ぶ。 マイルズ「俺!計器盤の周波数合わせるダイヤルがあるでしょ!?その横の針を上げなさい!」 ≪針だぁ!?≫ マイルズ「それよ!」 ≪うおぉ!!?≫ 針を上げた途端大きくなっただろう声に、向こうから驚く声が聞こえる。 たとえ聴覚が遠くなろうとも、間近の骨から伝えれば問題無い。 ≪骨伝導か!いつの間にこんなモン用意したんだ?≫ マイルズ「ケイから聞いてる。魔法力制限のおかげで感覚が遠くなるんでしょう?」 ≪…まあな≫ マイルズ「隠すなバカ虎」 息を飲んだ音に思わず笑みがこぼれた。 そうやって自分の事は隠す。まるで子供じゃないか。 ≪言い忘れたんだよ!≫ マイルズ「そうでしょうね!」 急に強くなった声と言い合いながらも徹甲弾を撃ち込む手は止めない。 上空の俺も同じく、より読み辛い動きで飛行杯を翻弄する。 荒々しく命を貪る様に、虎の幻影を見た。 アビゲイル「掃除かんりょーってとこかしら!?」 確認を取りながらコアを撃ち砕く。砂が口の中でジャリジャリして気持ちが悪い。 マイルズ隊3「帰ったらシャワーですよね?隊長!」 マイルズ「あったり前でしょ!地上全機撃破!俺!」 ≪あいよ!≫ 天を仰げば黄金の光が空に満ちる。能力開放の合図でもある輝きに目を細め、俺を追う。 どうやら細めた一瞬で終わったらしい。最後の飛行杯が砕け散った破片が空を舞っていた。 ≪…ハッ…全機撃墜!どーでぇマイルズ!≫ 無線越しに荒い息と共に俺が勝利を告げる。 陸もそうだが、凄まじい集中力を要する空中戦を約7分も一人で行っていたのだ。地上への支援も含めて考えれば、まさに鋼の精神。 マイルズ「ビューティフォル。さすが虎ね」 ≪だろ?≫ ≪俺!!上だッ!!≫ 俺「なっ……に……!?」 頭蓋骨に轟く声に無意識で上を見る。 真っ黒で、所々赤く、輝く線が入った物体。 霞む眼を見開いた。 飛行杯が点滅を繰り返しながら狙いをガラス一枚隔てた俺に向ける。 回避行動に移ろうと操縦桿を……駄目だ。見えてしまった。 轟音と共に操縦席のガラスが砕け散った。 そのままフラフラとタイガーバウムが落ちて行く。 ≪……俺?≫ マイルズ「嘘………」 ≪…きっ、さまぁあああああああ!!!≫ 一気にマルセイユがトップスピードで俺を落とした飛行杯へ飛び込む。 鷲の怒号に慄いた大気が道を開けたように距離が縮まる。 銃口を向け、トリガーに指を引っかけ、15発撃ち込んでやればいい。 ≪消え―――――――≫ 力を入れかけた瞬間に飛行杯が炸裂し、言いかけの言葉を食らい尽くす。 ≪女の子が、そんな言葉使っちゃダメだぜ?≫ ≪なんで…≫ ≪ハッハー、ちと驚いて動けなかっただけだ!それとも、心配して――――≫ ≪バカ虎!何やってんのよ!≫ けらけら笑う俺に腹が立つ。 いつもこんな事をされて、どれだけこっちがひやひやしてると思ってるんだ。 ≪なんだぁ?ライーサ、死んだと思ってたのか?≫ ≪普通はそう思いますよ!死んじゃったのかと……≫ ≪ハッハッハ、馬鹿野郎!こんな所でくたばるかってんだ!!≫ 無線越しのいつもの俺に、マイルズは安心したように拳をとく。 マイルズ「…ったく、ケイ!上空の敵増援を確認!地上部隊は撤退するわ!」 ≪どこにこんな数隠してたのかしらね…早めに撤退して!≫ マイルズ「了解」 上空を覆った大量の飛行杯に目を向ける。 きっとケイも気付いているはずだ。 あれだけの数の飛行杯、陸戦型を捨て駒にしてまで全てが揃うのを待っていた。 背後に注意を配りながら部隊を率いて急ぎ、帰還の途に就く。 この待ち伏せで狙っていたのは航空部隊のみ。地上部隊は餌か。 マイルズ(飛べないだけで唯のお荷物…) 悔しさに顔を歪めながら基地へと急いだ。 ≪飛行杯が20、30…34ですね≫ ≪エンゲージまで後数秒ってとこか?≫ ≪俺、あなたは帰りなさい≫ ≪空ではティグレ。そいつは聞けねえ相談だ≫ ≪駄目ですよ、俺さん!血だらけじゃないですか!≫ ≪こんなモン掠り傷だ。傷の内にも入らねえよ≫ 迫り来る飛行杯の上空を取りながら稲垣の叫びに答える。 こんな怪我よりも魔法力の方が心配だった。時折目の前がモノクロになったり霞むのがうっとおしい。 ≪荷物になるなら早く帰った方がいいんじゃないか?≫ ≪中尉、俺が荷物だっていうのか?≫ ≪はん、力の使い過ぎだ。息が切れてるぞ≫ ≪大丈夫だ。テクがあるし、囮ぐれぇなら出来るさ≫ 相変わらずよく見抜くと思う。 無意識だろうがなんだろうが、余裕そうにマルセイユは笑った。 ≪…いい?全員死にそうになったら離脱しなさい。ライーサ、カウント≫ 銃を構えながら加東が全員に目配せする。 全員を守りきれる自信も、的確に指示を出せる余裕もこれだけの相手にどこまで持つか。 30を超える敵機に対し、こちらは5。モントゴメリーなら籠城を決意する程の戦力差。 だが、こちらには『アフリカの星』と『虎』、扶桑海のトップエースに隠れたエースに新米が一人。 加東(勝てない筈が無いって訳よ…!) 心中で勝算を導き出し、不敵に笑う加東にライーサのカウントが無線越しから流れる。 他の者も同様、勝てない筈が無い、否、勝たなければならない。 ≪カウントファイブ…4、3、2、1≫ ≪全機、ブレイク!!≫ 加東の号令が響くが先か、岩石砂漠にエンジンの轟音が響き渡った。 既に敵はその数を半分ほど減らしていた。 稲垣の砲撃で集団に穴を開け、俺とマルセイユの両雄が飛び込み、連携を崩す。そしてペットゲンが取りこぼしを淡々と落とす。 その上空では加東が随時敵の位置を知らせながら指揮を執る。 ≪ティグレ!黄の14!砲弾が行くわよ!散開!≫ ≪了解!≫ ≪いよっしゃ!来い中尉!≫ 俺の右翼にマルセイユが掴まって飛び去る。 その間にもマルセイユは2,3と背後に迫る飛行杯を撃ち落として行く。 二人の抜けた穴に綺麗に集まった飛行杯達がアハトアハトに吹き飛ばされる。 ≪ハッハー!また空が広くなったな!≫ ≪私の空だぞ?そう簡単に渡すか!≫ 俺が手で合図しシャンデルで高度を取る。 合図を受けたマルセイユが手を離して合図を送り、インメルマンターンで水平を保ち、撃つ。 ≪マミやったよ!2機落として5機が航行不能!≫ ≪うん!ライーサも頑張って!≫ ≪私は大丈夫!≫ 空戦開始から数分。逆転とまでは行かないが流れはこちらが握った。 時折落穂拾いに来る輩を手持ちの機銃で撃い落とす。 そろそろ集中が切れ始めるだろう。 先程から被弾や弾を掠る事が多くなっている。 俺が急旋回のGを振り払いながらまた一機叩く。 そのまま左後方の敵影を追い掛け、下半分を吹き飛ばす。 ≪カトー!後どの位だ!?≫ ≪後10機!魔法力は!?≫ ≪空っぽだ!今から飛行杯共を引き寄せる!そこを撃て!≫ ≪くっ、ティグレ!喋ってる暇があるなら来い!≫ ≪聞こえる?ケイ!俺とティナが狙われてる!!≫ ライーサの声にやはりと唇を噛む。 桁違いに強すぎる二人に今後への警戒か、段々と2,3機で連携を組んで追い詰めているのが見える。 普段の二人なら敵ではないが、状況が悪すぎる。 真美は被弾の為私の隣に、ライーサはまだ戦えるが動きが違い過ぎる。 不規則な飛行の中で動きを読み合い、他の3人になるべく攻撃が行かないように飛ぶ二人には助ける隙もない。 着いて行けなくなった飛行杯をライーサが撃ち落とすのに精一杯だ。 ≪くそっ、ちょこまかと……うわっ!?≫ ≪…中尉?どうした!被弾か!?≫ 突然無線越しに聞こえる叫び声に思考が中断される。 被弾?あのマルセイユが? ≪マルセイユ!?…何が――――≫ ≪っく…話しかけるな!ケイ!≫ マルセイユからの怒号に驚きながら、マルセイユの方に目をやる。 被弾は無く、体勢を整えながら飛ぶストライカーから上がる黒煙 ≪まさか…エンジンが……≫ ライーサからの声と目の前の現実に、あの忌々しい言葉が嫌でも頭に響く。 『新型の出来は完璧です。絶対に大丈夫ですよ』 これか、これが『嫌な予感』の正体か。ぴたりと当てはまる現実に、絶望が舌舐めずりをしながら忍び寄る。 ≪ティナ!!私が行―――――≫ ≪…こちら黄の14…これより誰も、私に寄るな……!≫ マルセイユの震える声に、思考回路が絶望に塗り潰された。 背後から死の蠢く音が聞こえる。魔法力がうまくまとまらない。 必死に体勢を立て直そうとしたが暴走するエンジンに振り切られてしまった。 壊れるまで履き続ける…これは壊すなと同義の意味を持つ。壊れて落ちるのは自分だけでなく、アフリカの信用も地に落ちる。 それだけは駄目だ。死んだとしても、せめてこのストライカーは壊れないで欲しい。 叫ぶ心を深層に閉じ込めて全員に告げた。来たとしても後ろの飛行杯に落とされて終わりだ。 誰も巻き込まずに、せめて飛行杯だけでも道連れに。地上までの距離は充分、これで―――― ≪馬鹿野郎!お前を見捨ててヘラヘラしてられる程、俺は腐っちゃいねえ!!≫ 咆哮する虎に考えを食い千切られた。 なんで、どうしていつもこんな時に希望を持って来る。 唇を噛むと、虎は再び吼える。 ≪カトー!言え!今一番中尉に近い奴は何処のどいつだ!!≫ ≪~~ッふざけるな俺!飛行杯に落とされて終わりだ!それに私だって制御で来てない!…どうなるかなんて分かるだろ!?≫ 吼える俺に怒鳴りつける。回収してくれればそれでいい。 ありきたりの嘘を並べて、勘が無くても気づくような心にもない事を言って。 ≪私は無視しろ!今から不時着する。このストライカーを―――――≫ ≪……そんなもの、頼るしかないじゃない≫ ≪…ケイ?≫ はんと笑う声と共に、加東の真剣な声が耳を打つ。 何を言ってる。お前は指揮官じゃないか。 ≪安心してください!マルセイユさん!後一発残ってますから!!≫ 明るく振舞うマミの声に押し殺した深層の思いが湧き上がる。 ≪援護するわ!速く行け、馬鹿虎!!≫ ライーサの確信めいた声で、やっと声が出た。 ≪……言ってる事が、分かってるのか?≫ ≪ハッ、最高だぜお前ら!…馬鹿でイカれたいい男!まさに、俺の事だろ!?中尉!!≫ 底抜けに明るい声で虎は吼えた。 ≪ばかだ、お前らは……≫ ≪ハッハー!死ぬときゃ一緒だ!安心しろ!さあ…≫ ≪ティグレ、突貫する!!≫ 轟々と風が操縦席内に入る中、魔法力を振り絞り、周りを飛ぶ飛行杯を撃ち落とす。 迷っている暇も、息をする暇も無い。 今は唯、目の前の少女だけを救えればいい。 ≪俺!こっちの敵は任せて早く行け!!≫ 俺の背後に回った飛行杯を撃ち落としながらライーサが俺の横を飛ぶ。 俺「…死ぬなよ、ライーサ」 ≪そっちこそ≫ 速度を上げて距離の離れた中尉へと急ぐ。 途端加東の悲鳴に近いような叫び頭蓋に響いた。 ≪俺ッ!?あなた目が!!≫ 俺「ッ!!?」 何も無い筈だった虚空でナニカに接触する。 それの撃ち出す弾丸が機首部分を貫き、俺の腹に突き刺さる。 エンジンからは歪な音が響き、回転が停止する。 そのまま俺は錐揉み回転で岩石砂漠に突っ込んでいく。 ≪あの馬鹿!今助けに…!≫ ≪駄目ですケイさん!巻き込まれますよ!!≫ ≪…私が行く!≫ ≪ライーサ!?無理だよ!あの数は…!!≫ 飛びそうになる意識の中に少女達の叫びが聞こえた。 俺(中尉は…まだ遠い……耳羽が…無い?使い魔が…) 回転方向は右。操縦桿に手を掛けるがエンジンの回転は完全に停止。魔法力を使えば回せる。 だが、魔法力はもう尽きた。 俺「こんな所で…何やってんだ……!」 中尉の声を思い出す。馬鹿だと言いながら、震えた声が頭からこびり付いて離れない。 俺は何をやっている。あいつを助けるんだ、あいつの事をまだ何も知らない、あいつの願いを、約束をまだ果たしていない 俺「言ったよな…相棒、俺には、ゼロかMAXしかないってッ……!!」 じりじりと胸の奥底に眠る金色に手を出す。触れた瞬間、ごろごろと雷の様な唸り声が胸を震わせた。 絶対に触れてはならない俺とエルドラドを繋ぐ金色。これが無くなれば一を共有する俺達は死ぬだろう。 未来の事に、今を捨ててどうする。俺の望む事は唯一つ!! 俺「…合がァ……!!」 深淵から溢れ出る黄金色の魔法力をエンジンに流し込む。 停止寸前のエンジンから唸り声が轟き響く。 限界なんぞ、知った事か。 俺「ッ気合が足りねぇえええええええ!!!!!」 金の双眼を見開き 虎は、天に咆哮した 加東「ライーサ戻りなさい!勝てっこないわ!!」 ≪でも!…俺はティナを助けるって言った!私だって、諦めたくない!!≫ ≪来るなライーサ!早く退け…俺の二の舞になるなッ!!≫ 稲垣「アハトアハトじゃマルセイユさんも巻き込んで……俺さん!!」 すがるように俺の名を真美が叫ぶ。 隣で涙を流す真美を一見し、加東は己の指揮官としての無能さを嘆いた。 あの時止めていたら、あの時言い返していれば。 ぐるぐると頭の中を後悔が回る。あの男に信頼を寄せすぎた自分が馬鹿だった。 その所為でアイツの限界を見誤った…大切な部下を、世界最高のエースを、二人も失うのか。 加東「…私はっ、無力だ」 加東はきつく唇を噛んだ。 空しさとも悲しみともつかない苦しみから逃れるように。 ≪俺の魂は、そんな簡単に消えるほど弱かねぇぞ≫ 加東「え…?」 地を這う様な唸りと共に金色の炎が辺りを覆う。 先程までの一瞬の支配ではない。空間も空気も何もかもが金色に支配されて行く。 ≪そんな…あの回転からどうやって……≫ 砂煙を巻き上げて一機の戦闘機が天を衝く。黄色の機体に虎のパーソナルマーク ≪ハッ…俺を誰だと思ってやがる!≫ ≪……なんでお前はッ、そうやって…!≫ ≪待たせたな中尉!俺はいつだって退かねえ。俺を信じたお前の為なら、いつだってお前の隣を飛んでやる…だから……≫ 俺「俺を信じろ!中尉!!」 魔法力を全開にして中尉の許へと再び駆ける。 行く手を遮る飛行杯を数発で炸裂させるが黒い壁が行く手を阻む。 ≪…いい?真美。しっかり狙うのよ≫ ≪はい、ケイさん≫ ≪5、4、3…アハトアハト……≫ ≪発射!!≫ 悲鳴を上げる空気を抉り、俺の眼の前を埋める飛行杯を吹き飛ばす。 空いた隙間に機体を捻じ込み、眼前の飛行杯を後方へとかなぐり捨てる。 俺「ハァッハー!さすがだマミ、カトー!!」 ≪ナイスよ真美、次弾装填!さっさと行ってマルセイユを救って来い!この色男!!≫ ≪俺さん、当たりそうになったら避けてくださいね!…発射!!≫ 俺「当然ッ!!」 更に速度を上げるて暴走するマルセイユを追い縋る。 前を飛び、飛行杯を撃っていたライーサが活路を開きながら合図を送る。 ≪残った弾はティナの周りの奴を落とすのに使いなよ!俺!!≫ 俺「ありがとよ!ライーサ!!」 びっと敬礼を飛ばして抜き去り、集中して魔法力を弾丸に込める。 飛距離、弾速、破壊力がはね上がった黄金の弾丸をマルセイユの背後で攻撃を繰り出す飛行杯に喰らわせる。 変則的な飛行で何とか飛んでいるマルセイユの隣に機を付け、自機のキャビンを殴り壊した。 マルセイユ「なんで来た?…一度落ちてまでどうして!!」 俺「うだうだ悩むのは性に合わねえ!さあ、手を……!!」 撃たれた左腕を伸ばす。 強烈な風圧でへし折れそうになるが、さらに力を込めて伸ばした。 マルセイユ「血だらけじゃないか…無茶だ、早く離れろ!!」 俺「無茶で無謀を通すんだよ!!早くしろ、爆発すれば――――」 マルセイユ「それでも!…これを壊せばアフリカの未来が無くなるんだ!私一人死んだ所で何も……何も変わりはしない!!」 俺「馬鹿野郎!俺が嫌なんだよ!ぐちゃぐちゃ考えんな!」 マルセイユ「…無理に決まってるだろ?私はもう……」 俺「だったら俺が、地獄の底まで付いて行ってやる」 血だらけの顔で俺は笑った。 吹き飛びそうな位の風圧に傷を抉られるが、さらに中尉の方へと手を伸ばす。 俺「さあ、掴め。中尉!」 マルセイユ「…お前は馬鹿だ」 俺「だからこそ、ここに来た」 マルセイユ「ふふん、そんなお前を信じた私は大馬鹿だな……俺」 目尻を拭って中尉が手を伸ばす。 制御が利かないストライカーに速度と位置を合わせながら俺も毛むくじゃらの手を伸ばす。 エンジンから炎が吹き出し、限界が近い事を知らせた。 俺「中尉……もっとだ…もっと!」 マルセイユ「っく、俺……!」 俺「…ぉお、おおおおおおお!!」 ペダルから足を離して小さな手を掴み、思い切り引き寄せる。 魔法力の上昇で黄金に染まる目にストライカーが爆発する一瞬がコマ送りに映る。 見えた未来を撃ち砕く様に、熱された鉄の様になったストライカーの強制脱出トリガーを引き千切る。 途端、ストライカーが爆発を開始する。 引き寄せた中尉を機内に入れ、背中で守るように胸にかき抱く。 待っていたかの様に爆発するストライカーの破片を、爆風を背中で全て受け、 焼けつく様な痛みに顔を歪めながら機体を水平に保つ。 俺「~~っつう……大丈夫、か?中尉」 マルセイユ「…お前の方が重傷じゃないか」 心配そうに俺を見上げる中尉に安心した瞬間、一気に視覚と聴覚、嗅覚が遠くなり、体中に深い倦怠感と激痛が走る。 予想外の苦痛に、思わず心臓を鷲付かんだ。 俺「がっ…あ゙ぁ゙ゔッ!?」 マルセイユ「お、おい俺!?どうした?どこか痛むのか!?」 聞こえない。マルセイユが胸を掴む右手に触れるのが分かるだけ。 一気に襲いかかった感覚に頭が回らない中、必死に中尉のおでこに額を付けた。 俺「大、丈夫だ。…ちと疲れただけさ」 マルセイユ『本当か?』 俺「本当だぜ?ちょっと、魔法力を使い過ぎただけだ」 マルセイユ『…ばーか』 俺「かっ、はっは、ありがとよ。あれを履いてまで来てくれて」 座り辛かったのか、中尉は俺の左太股に座る体勢に戻す。 下げていた頭にごんと、後頭部をぶつけられて少し痛かった。 マルセイユ「…お前がいなくなったら競争相手がいなくなるだろ?」 俺「そうだな…ありがとう、中尉」 マルセイユ「礼を言うのは私の方だ。ありがとう…俺」 ≪俺!マルセイユ!無事だった!?≫ 大人しかった無線から加東の叫び声が骨を通して伝わって来る。 やっと煙が晴れたのだろう。声には少しの安心と恐れが滲んでいた。 マルセイユ「ああ、どっちも生きてる…俺はグロッキーだけどな」 俺「ようカトー。タイガーバウムの部品全部取り寄せてくれると嬉しいなァ…」 ≪…任せなさい。良くやったわ二人とも。さ、みんなで基地に帰るわよ≫ マルセイユ「…そうだな帰ろう、みんなで」 俺「おうよ。さっさと酒が飲みてぇ」 いつもと変わらない二人に加東は思わず笑った。 なんだか涙が出そうになって、彼女はなんとか余裕そうに言いきった。 ≪ふふ、用意するように言っておく。先に帰るからゆっくり来なさい≫ たった数回話しただけで通信を終えた。 二人の無事に張りつめた緊張が解け、加東は溜息をついた。 稲垣「………ケイさん」 ペットゲン「ティナは?俺も大丈夫だった?」 振り返ると、若干震える稲垣とペットゲンが加東を見ていた。 戦闘中に無線が壊れた二人にはさっきの会話は聞こえていない。 そこまで考えると、加東の頭に一つ、名案が浮かんだ。 加東「………それが」 稲垣「そんな…」 ペットゲン「嘘でしょ?ねえ、ケイ…?」 黙り込んで片手で顔を覆う加東に二人が涙をあふれさせる。 加東の震える肩を見て最悪の結末が頭をよぎり、稲垣は嗚咽を抑えきれなかった。 加東「ぶふっ…くくっ………」 ペットゲン「………ケイ?」 加東「くっ…あははっ!冗談冗談!二人とも生きてるわ!私達の勝ちよ!」 稲垣「……うぇ?」 あまりに真剣に受け止める二人に申し訳なさ二割、楽しさ八割で限界だと加東が笑う。 放心する二人、加東の無線から聞える司令部からの罵声。 ペットゲンは無表情で加東に銃口を向ける。 ペットゲン「……どうしようケイ、私まだ弾余ってる」 加東「いやいやいや冗談だってライーサ!ほら、フソウジョーク!」 稲垣「そんなもの知りません!」 加東「ひいっ、アハトアハトは振り回すものじゃないわよ!?」 間一髪で振り下ろされたアハトアハトを避ける。 こういう時ですら当たらない加東にペットゲンは安全装置を外した。 ペットゲン「悲しみを返せーーーー!!!」 マルセイユ『なあ俺』 俺「なんだぁ?中尉」 マルセイユ『無線付けてるんだから頭くっ付ける必要ないだろ?』 俺「……中尉がくっ付いててくれないと魔法力が回復しねぇんだよ」 そう言って夕焼けに染まる亜麻色の髪に鼻を埋めながら呟く。 こっちの骨伝導の方が心地いいのに。 マルセイユ「へえ」 俺「ああ、いい匂いだったのに…」 ひょいと頭を動かすと情けない声が響いた。 マルセイユ「バカ虎…まあ、これがお前か」 俺「おうよ」 覇気のない声で俺が笑う。 背中を預け、血が着くと怒られるが無視した。 大きな傷は魔法力開放による細胞の活性化で大体治ったらしい。 ふと目を正面に向けると操縦桿を持つ手も傷だらけだった。右手は特にひどい。 マルセイユ「俺。手、どけろ」 俺「…本気で地獄までランデブーする気になったか?」 マルセイユ「ばか、早くしろ!」 俺「はっはっは、すまんすまん」 操縦桿を握り、上に浮いた俺の手を自分の手の上にかぶせる。 すっぽりと隠れた自分の手に笑みが零れた。 マルセイユ「これなら、痛くないだろ?」 俺「……おう」 半分振り向きながら笑うマルセイユに、 落ちる日に顔を赤く染めながら俺は答えた。 とろりと太陽が西に落ちて行く。西は赤く輝く太陽に染め上げられ、東からは夜が青い緞帳を下ろす二つの色が、神秘的な雰囲気を醸し出していた。 基地はすでにお祭り騒ぎだった。 俺の嘘の報告を信じていた指令部は、帰って来た地上部隊からの報告で大騒ぎだったらしい。 慌てて周波数を変えれば激戦の真っ只中。しかも中尉のエンジンが壊れ、俺との言い合いをしている最中に無線機が故障したらしく パットンが兵を集めて救援に行こうとするわ、モントゴメリーがノイエ・カールスラントに直訴しようと駆けだすのを抑えるわの大騒ぎ。 一番ひどかったのがロンメル。 自分の失態だと嘆き、格納庫でずっと立ち竦んだまま動かず、一番重傷だった。 俺がマルセイユを抱えてタイガーバウムから飛び降り、中尉の無事を確認するや否や謝罪を泣きながら繰り返して彼女を抱きしめていた。 その後俺はライーサとマミに抱きつかれて泣かれ、兄弟達には感謝と激励の言葉と共に殴り合いになった。 中尉はこれからの処遇の説明の為、将軍達のテントに連れ去られた。ついでにカトーも。 戦闘の報告と壊れた経緯を聴くらしい。 現在格納庫と滑走路では無事を祝う宴会が開かれているが、俺はこっそり抜け出し、人気のないテントの脇でぶっ倒れていた。 俺「……かっは、は、情けねえ…な」 戦闘終了時から続いていた倦怠と激痛、感覚が不安定になっての気持ち悪さでまともな考えが出来ない。 それどころか力すら入らず、寒い筈なのに脂汗がじっとりと溢れ、荒い息を繰り返す。 早く軍医の所に行って状態を確認しないと、動こうとした瞬間、砂が揺れ、来訪者を告げる。 俺(見られたら…終わりだ……) 自分のすぐ横まで来た振動に焦りながら、必死に声を作り、モノクロに霞む眼を向けた。 俺「…だれ、だ?」 少し砂が揺れたかと思うとがつりと、額に衝撃が走り、横倒れになった肩に手を掛けられた。 『おい!大丈夫か!?』 俺「……ちゅうい?」 マルセイユ『…やっぱり駄目だったじゃないか』 俺「か、は。反省会は、終わったか?」 マルセイユ『ああ…お前の読み通り、故障の原因は使い魔の死亡だ』 俺「耳羽が…かったのは、その所為か…」 マルセイユ『もうこんな事はしないってロンメルが。明日、あの空域の下で弔った後、一度本国へ帰る…だから――』 俺「任せとけ。…お前の、空は…俺が守る」 ぐらぐらと揺れ霞む視界に耐えながら笑う。 マルセイユの気配が揺れるのを肌で感じた。 マルセイユ『一週間程で帰って来る。その間を頼むぞ』 俺「言われなくても」 マルセイユ『さて、軍医の所へ行くぞ……あ』 いつもの調子で力を使おうとしたマルセイユの動きが止まる。 使い魔の力を失った少女にはこの体は重すぎる。 何より、相棒がいなくなった現実が突き付けられたようで。 微かに伝わる震えと、頬に滴の落ちた感覚に、俺が口を開いた。 俺「…なくな。お前の泣き顔は、見たくない」 マルセイユ『……泣いてなんかない。お前が重すぎるのがいけないんだ』 俺「はは、っは。このまま、ほうっておけば―――――」 「こんなこともあろうかと!!」 月光を背に、一人の男が現れる。 マルセイユ「せ、整備班長!?」 俺「なんだ?誰か来たのか?」 班長「骨伝導式無線機を用意しておいたのさ!!」 マルセイユにはやさしく手渡し、俺の耳には突っ込む。 俺「だぁ!?…何しやがる!」 班長「バーカ!手負いの虎が何喚いてやがる!」 俺「うおっ!?…無線機?」 班長「整備班長特製骨伝導式無線機だ。整備班長舐めんなよ?」 俺「はっは…ありがとよ」 マルセイユ「丁度良かった班長。コイツを軍医の所まで運ぶぞ」 班長「お安い御用で、中尉」 俺の腕を肩に回したマルセイユが立とうとするが、重みでよろける。 すかさず班長が左腕を抱えて立ち上がる。 俺「…重いだろうが、ほっとけ」 マルセイユ「礼だ」 班長「だとよ。ほら行くぞ」 なんとなく情けない気持ちになったが今は甘える事にしよう…諦めたように笑って引きずられる。 そのうちふと、戦闘中の違和感を思い出した。 俺「…班長、エンジンいじくったろ?」 班長「バレたか…」 俺「ああ、そのお陰で助かった。ありがとよ」 あの時自分はエルドラドの魔法力に手を出し、使い切って死ぬはずだった。 班長が経路を変えなかったら、本当に死んでいただろう。 その代償がこの様でも、安いものだ。 訳が分からないという様に眉を顰める班長になんでもないと言いながら、軍医の元へと引きずられた。 その後俺は、軍医殿から数日間の絶対安静を仰せつかった。 次へ 前へ ページ先頭へ
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登録日:2011/07/02 Sat 16 04 41 更新日:2024/05/11 Sat 16 18 20NEW! 所要時間:約 12 分で読めます ▽タグ一覧 123 しんかのきせき ひこう むし むしとり大会の注目の的 アクロバットは覚えない カマキリ ガンダム クソボールロト! ケンジ ゴウ ストライク ストライクゥゥゥー!! ツクシ テクニシャン ハッサム ポケモン ポケモン解説項目 リトルでは厨ポケ 三木眞一郎 元無進化ポケモン 分岐進化 初代 岩4倍 忍者 石塚運昇 第一世代 蟷螂 赤緑 進化前 鎌 両手の鋭いカマは硬いものを切れば切るほどさらに切れ味を増していく。 出典:ポケットモンスター、6話『ポケモン大量ゲットだぜ!ミュウへの道!!』、19年11月17日~2022年12月16日まで放送。OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon ストライクとは、『ポケットモンスター』シリーズのポケモンの一種である。 ■データ 全国図鑑No.123 分類 かまきりポケモン 英語名 Scyther 高さ 1.5m 重さ 56.0kg タマゴグループ むし 性別比率 ♂50♀50 タイプ むし/ひこう 特性 むしのしらせ(HPが1/3以下になると虫技の威力が1.5倍になる。野生ポケモンとの遭遇率が上がる) /テクニシャン(威力が60以下の技の威力が1.5倍になる) 隠れ特性 ふくつのこころ(相手の技で怯むと素早さが1段階上がる) 種族値 HP 70 攻撃 110 防御 80 特攻 55 特防 80(初代のみ55) 素早さ 105 合計 500 4倍 いわ 2倍 ほのお/でんき/ひこう/こおり 1/2 むし 1/4 くさ/かくとう 無効 じめん 努力値 攻撃+1 両手に鋭いカマを持つカマキリのようなポケモン。 目にも止まらぬ素早さで両手のカマを使って忍者の如く相手を切り裂く。汚いなさすが忍者きたない。 更に草むらでは緑の体が保護色となり、更に見つけづらくなる。こいつ絶対忍者だろ……あもりにもひきょう過ぎるでしょう? また、背中の羽を使って飛ぶことは極稀にしか無いらしい。じゃあ何で飛行タイプなんだとか言っちゃいけない。そのおかげでつばめがえしにタイプ一致補正が乗るんだから。俺はこれで忍者きらいになったな 色を識別する能力があり、特に赤を好むらしい(赤にしか出現しない理由付けである) なおサトシのピカチュウが「ケチャップ好き」という設定は、このストライク(とエレブー)の習性を活かすための一発ネタだったのは有名な話。 『ポケモンスナップ』では登場までが多少面倒だが、登場すれば翔ぶ姿を見れる。 金・銀以降は「メタルコート」を持たせて通信交換することでハッサムへと進化する。 進化後のハッサムより耐久面では劣る分、素早さではストライクの方が勝る。 ちなみに、進化前ではあるが進化後のハッサムと合計種族値は変わらない。 そのためハッサムとは進化関係にありながらも、能力的にはほぼ別ポケといっても過言ではない。 また、ヒスイ地方では分岐進化する種で、メタルコートの代わりに「くろのきせき」を使用してバサギリに進化する。 ■ゲームでのストライク 初代から登場し、サファリゾーンでゲットすることができる。ちなみに赤にしか出現しない。 その後も「虫取り大会でしかゲット出来ない」など、出現率の低い「虫の中ではそれなりのレアポケ」としての立場を貫いている。 ストーリー攻略要員としては攻撃と素早さが高いため一見使いやすそうだが、自力で威力の高い技をあまり覚えない上にゲットも難しい。 そのためあまり使われない。 ジムリーダーとしてはツクシが使用。 GB時代の金銀では「れんぞくぎり」による全抜きを狙ってくる。合計種族値500はこの段階では反則級のスペックであり、威力10だからとナメてかかると止められなくなることも。 連発される前に「すなかけ」や「えんまく」で対策する、ヒノアラシの火力で押し切る、直前の洞窟で手に入るイシツブテに「いわおとし」を覚えさせるなどの対策を講じることになる。 よくチコリータが「不遇御三家」「ハードモード」と呼ばれるのは、かつてのヒトカゲ、あるいは直前のハヤト相手で通用した「最初の相棒をレベリングして倒す」という手段が「タイプ一致技は1/4にされ、長期戦は高火力のれんぞくぎりで否定される」とまったく通用しないから。 この時期にもなるとチコリータを切ってイシツブテやポッポに鞍替えし、肝心のチコリータはそのままボックスに預けて殿堂入りという人も決して少なくなかった。 リメイクのHGSSではれんぞくぎりに変わり「とんぼがえり」を使用。突然初手に出てきて逃げを打つ。 登場時期にしては高火力で、後続のサナギポケモンを盾にしてくるためこちらもなかなか厄介。 かつては長期戦になればなるほど理不尽さを増していたが、こちらは短期決戦に特化しているため厄介さの質が異なっており、一概に比較はできない。 ヒノアラシやワニノコなんかを選んだ人だとむしろHGSSの方が強いと感じるはず。逆にチコリータを選んだ人は「難易度調整されてる!」と感動したものである。 ちなみに強化版では進化形のハッサムに取って代わられており、実質リストラされている。せめて同一個体だと信じたい…まぁアニメのタケシのイワークもハガネールに進化したし、そういうことなんじゃないだろうか。 金銀のむしとりたいかいでは計算式の都合上、ストライクかカイロスを捕獲しておくと1位になれる確率が上がる。 エリートトレーナーのケンが出ていない場合はほぼ確定。出ていた場合は……全力で祈りましょう。 そんなわけで単なるむしタイプのポケモンなのに、見方によってはキマワリやキレイハナの入手にも密接にかかわっている。 対になるポケモンとしてカイロスがいる。 どちらかといえばヘラクロスっぽいという意見や、「ヘラクロスのライバルはハッサムだろ(*1)」という意見などこの辺はまとまった見解がない。 ■アニメでのストライク こちらではエレブーとライバルのように扱われたことがある。そんなにカイロスと絡ませたくないのか… さらにその後、ポケモンリーグ編の第四試合に登場。それなりに作画に気合が入ったかっこいいバトルを繰り広げたが、圧倒的に有利なはずのフシギダネに敗北を喫する。しかしこのストライク、実はその後のポケモンを引き立てるための前哨戦にすぎなかった。 オレンジ諸島編では年老いたストライクがケンジの手持ちになった。 実力は高いが寄る年波のせいかスタミナに欠け、長期戦に弱い。少し活躍してはぜえぜえと息切れする姿は、ポケモンに「老い」や「年齢」というデバフ概念を生々しく持ち込んだ初期の例。 一応古老枠のようなポケモンはいたけど、当時は老人キャラっつったら亀仙人を皮切りにだいたい「食えない強者」ってキャラ付けで、ポケモンもレベルを上げれば強くなるだけでデメリットなんてなかった。 この「老いたストライク」というのは、当時は結構衝撃的なキャラ付けだったのだ。 ちなみに一部ではケンジの声優が声優だけに絶叫ネタが浮かび上がる者もいる。 SM編では名前ネタのためか野球回に審判として登場。 鳴き声が「ストライク」なのでどんな球でもストライクになってしまうのだが、頑張って「クソボール!」と言ったりもしていた。 ロトム図鑑に「クソボールロト!」と抗議されるシーンとその後の流れは、ポケモンアニメの素朴な世界観を表している名シーンだ。これ海外だとどうなってんだろう 劇場版『ミュウツーの逆襲』ではソラオが手持ちにしている他、招待状を受け取った他のモブトレーナーが ストライクの足に捕まって嵐で荒れ狂う海を越えようとしている という衝撃的なシーンがあった。 サトシたちですら手持ち(*2)では渡れないと断念していたというのに。流石に無茶だろ…… なおご存知の通り実際にミュウツーの城にたどり着けたのはそれぞれサトシ一行とソラオ達3人、およびロケット団トリオのみなので結果はお察しである。 ■ポケットモンスターSPECIALでのストライク 第一部の主人公レッドのライバル、グリーンの手持ちとして登場。 幼い頃から一緒にいる、レッドで言うところの「ニョロ」に当たるポケモンであり、グリーンが一番頼りにしているポケモン。 シジマの下でグリーンと共に特訓したことで、ノーマル技である「きりさく」でゴースを切り裂ける特殊技能を持つ。このシーンは非常にかっこいい。 後にハッサムへと進化したが、変わらずグリーンの相棒として手持ちにいる。 ■対戦でのストライク 初代では虫タイプ共通の問題点としてまともな一致技が与えられなかった。しかも飛行技すらなく、使えるのは「きりさく」「すてみタックル」「はかいこうせん」等ノーマル技ばかり。 当時「きりさく」はほぼ確定急所なので非常に強烈な技だった(*3)が、タイプ一致で使える上に素早さでも勝り他の技も充実しているペルシアンの方が強力。 オマケにひこう複合のせいで、ロクなひこう技もない癖に「ふぶき」や「10まんボルト」等で無駄に弱点を突かれてしまう。 「じしん」は無効だが当時のじしん使いは上記の技を持つケンタロスや4倍弱点の「いわなだれ」を使うゴローニャやダグトリオが中心なのでさっぱり利点にならない始末。 技不足に関しては「どくどく」+「かげぶんしん」で技スペを埋める、「つるぎのまい」などで積んで補う(*4)などの手もあるが、いずれにせよゲンガーには手も足も出なかった。 ピカチュウ版では「つばさでうつ」を習得したが、当時の威力は僅か35、一致補正込みでも52止まりという悲しさ。そんな技なのに修得するのはLv60。これでどうしろと。 そんなわけで恵まれた外見や少年の心をくすぐる設定に対し、実用面はそれはもうひどいものだった。 少年たちは友人やポケスタのCPUの使う理不尽なエスパータイプ対策としてストライクを育てたりレンタルしたりして、「全然対策にならねぇ!」と嘆いたものである。 金銀からは念願のタイプ一致虫技「れんぞくぎり」を習得。これで高い攻撃が活かせるよ!やったねストちゃん! ……かと思われたが、対戦で使うにはあまりに貧弱な性能であり、まともな虫技を使うなら「めざめるパワー(虫)」を粘るしかなかった(*5)。 (第四世代までの「れんぞくぎり」は初期威力が10であり、3ターン目以降まで待たなければまともな火力が出ない) 「つばさでうつ」も威力が35から60に上がったが、それでも一致補正込みで威力90、上記のめざ虫も最大で105止まりという微妙な数値。 なのでぶっちゃけ「すてみタックル」or「おんがえし」+「めざめるパワー(闘)」等の不一致技のみの構成の方が使いやすい。 さらに虫技・格闘技共にストライクより火力の出せる新入り・ヘラクロスの登場により完全に影に隠れてしまっていた。 第三世代ではめざパに頼らなくても使える念願の虫技「ぎんいろのかぜ(威力60)」と、イメージもぴったりな飛行技「つばめがえし(威力60)」を獲得。 努力値の仕様変更もあって耐久型ポケモンが使いづらくなり、相対的な火力アップにも成功した。 「ところでめざパの最大威力って70だったよね?」 そうだね。そんなわけで結局ヘラクロスには大きく水をあけられたまま。 しかしそれでもめざパなしで虫技が使えるというのは大変な進歩であり、「こらえる+きしかいせい」のコンボが使えたこと、 それが特性「むしのしらせ」とうまくかみ合っていたこと、「カムラのみ」「チイラのみ」などの有用な持ち物が登場したことなどから、 ストライクはようやくまともな対戦の場に躍り出ることができたのだ。 第四世代からは特性「テクニシャン」を獲得。「ぎんいろのかぜ」は特殊化したせいで死に技になったが、代わりにPPの心配がない「シザークロス」、交代技として当時たいへん強かった「とんぼがえり」を獲得したのでむしろ使いやすくなった。 特に結構高い素早さから繰り出される、テクニシャン補正を乗せたタイプ一致つばめがえしはなかなかの爽快感。 「きあいのタスキ」「こだわりスカーフ」など相性のいいアイテムも登場。岩技のトレンドも命中率とひるみの追加効果のある「いわなだれ」から、命中率にますます難のある「ストーンエッジ」に変わったことでストライクにとってはむしろ戦いやすい環境に変化。 タスキつぶし用の「でんこうせっか」にもテクニシャン補正が乗るのが地味にうれしい。 ちょっと面白いところだと「影分神」ことビーダルを相手に「つばめがえし」で分からせたりと、アタッカーとしては結構な個性派ポケモンだった。 現在の観点では意外かもしれないが、実はこの時点でのハッサムとの評価は「相互互換」というか、ほとんど「覚える技が似通っている別のポケモン」といった感じだった。 ハッサムは当時としては耐久力が高いため、炎タイプ技の一点読みくらいでしかタスキを持たせる理由がなかった。なんなら中途半端な物理型を相手に強気に出ていけるポケモンですらある。 補助技も結構優秀なものがそろっており、それを使って戦うことが前提の型も作り出せる。ただしテクニシャン補正の乗るタイプ一致技に恵まれておらず、しかも素早さが低い。こういった事情から「どっしりと腰を据えて戦う」タイプとみなされていた。 一方でストライクは非常にもろいのでタスキとの相性がよく、ステルスロックを撒かれるとHPを半分持っていかれることもあって先発に向いている。 テクニシャンで火力も補えて素早さも高いので、「フットワークを生かして戦う」タイプとみなされていた。まだ防御面の個体値を理想にするということも行われていない時代だったこともあり、当時台頭してきたかくとうタイプのポケモンを切り刻む枠だった。 早い話、この時点では単純なアタッカーとしてはストライクの方が強く、ハッサムはまだまだ使いづらかったのである。 プラチナ版ではテクニシャン補正の乗る「むしくい」を入手。確実に世代を追う毎に強化されていった。 しかし進化系のハッサムはなんとこれに加えて「バレットパンチ」を入手。タイプ一致+テクニシャン補正の乗る威力90の先制技という当時としては法外な性能は、環境内から鋼弱点の脆いポケモンを駆逐してしまう。 ここに来てハッサムはようやく強ポケ・厨ポケへの昇格を果たし、ストライクは「一芸には長けていても進化後にはかなわない」というよくある進化前ポケモンという立ち位置に落ち着いたのだった。 ポケモンの種族値や火力もインフレの一途をたどっており、「ひかりのこな」すら環境最前線の持ち物から消えた今となっては「タイプ一致つばめがえし」なんてさしたる芸にもならないのだ。 現環境でも十分に活躍できる物理速攻アタッカーだが、虫タイプには強敵が多いためかランダムバトルではあまり目にしない。 しかし、マイナーポケとしてしまうには惜しいポテンシャルを秘めている。 特筆すべきは特性の「テクニシャン」。 この特性により主力技である「つばめがえし」や「むしくい」を強化することができ、先制技の「でんこうせっか」や「フェイント」も脅威となる。 「ダブルアタック」の合計威力も「おんがえし」を僅かに超える上、連続技である分「みがわり」等を壊しつつ攻撃できるという地味な利点もある。 「どろぼう」の最大火力は「はたきおとす」に劣るが、「奪った道具を使える」「相手の持ち物に左右されずに威力を出せる」「同威力で2回以上撃てる」等が利点。 もう一つの特性「むしのしらせ」は身代わりで自らHPを減らして発動し、「シザークロス」による全抜きを狙う場合に採用できる。 「きあいのタスキ」を使っての「カウンター」からの発動も可能。 「ふくつのこころ」はあまり使い所がない。 弱点が多く耐久力も並程度のため基本的に相手に先制されること自体避けるべきである。 特に「いわなだれ」なんか食らったら怯み以前の問題だし。 テクニシャン適用技以外でのサブウェポンとしては鋼や岩突破用の「かわらわり」や「つじきり」「おいうち」等。 反射技の「カウンター」も使用でき、種族値や耐性、持ち物の関係でハッサムよりも狙いやすいかもしれない。 何故かハッサムと違い「アクロバット」を覚えないのが残念。 しかし、進化前であることから、「しんかのきせき」を使用可能。 弱点を突かれやすいことから紙耐久だと思われがちだが、意外と耐久の種族値自体は平均的である。 これに奇石の効果が加わることで防御・特防の種族値が130以上という高耐久を得られる。 これにより、安定して「つるぎのまい」や「こうそくいどう」を積むことができる。 さらそれをバトンタッチで後続に回すことも可能。 ハッサムやテッカバトンでも同様の動きはできるが、そいつらよりも耐久力で勝るのは明確な強み。回復技の「はねやすめ」も奇石型と相性が良い。 その他、「とんぼがえり」による撹乱や「おいかぜ」「ひかりのかべ」による後続サポートも可能。 しかし、弱点が5つ、特に岩4倍が痛く、本来有利な格闘や地面に落とされてしまう事が多い。 いくら「しんかのきせき」を持たせても岩技は基本的に耐えられないため、「とんぼがえり」か何かで逃げよう。 4倍弱点を確実に耐えるという意味では「きあいのタスキ」の方が信頼できるが、こちらは「ロックブラスト」や「ステルスロック」に弱い。 安定する奇石、ほぼ確実に一発耐える襷、どちらも一長一短である。 それ以外の持ち物候補としては決定力を上げる「いのちのたま」「こだわりハチマキ」や、撃ち逃げ向きの「こだわりスカーフ」等。 現環境ではフェアリータイプが幅を利かせているため虫技の通りが非常に悪く、この点でも鋼複合の進化後の方が使いやすいのが辛い。 特にカプ・コケコにまともに通るのはダブルアタック等のノーマル技ぐらいしかない。 システム上はあくまでも進化前であるためリトルバトルにも出場可能。 その完成された種族値は同ルールにおいて明らかに抜きん出ており、存在そのものが反則とまで言われるほどの強さを誇る。なにせ元々最終進化系なので種族値は高いし、そこに「はかいこうせん」「ギガインパクト」のような高火力技が解禁されているため。 ポケモンスタジアム金銀で「トゲピーやヒトカゲが活躍する素朴なルールなんだろうな~!」と思って扉を開けたプレイヤーに強烈な洗礼を浴びせる切り裂き魔。そのかわいいポケモンたちを容赦なく斬殺していく。 同じ追加進化組のニューラと共に常にトップメタとして君臨しており、ストライク対策のためだけにイワークが使われたりする。リトルってなんだよ。 こんな圧倒的な性能なもんだから、裏リトルカップはストライク、ラッキー、イワーク、ポリゴン(*6)を1つのパーティに入れた「だいすきクラブのヒロキ」が登場する決勝までは前哨戦なんて呼ばれる。 直前までのどこか穴が残るパーティや戦術に比してあんまりにもガチガチであり、その温度差は「なんやこの厨パァ!?」と爆笑必至。作業ゲー感も一気に吹き飛ぶ。 剣盾のDLC『鎧の孤島』では教え技で新たに「ダブルウイング」を習得。威力40の2回攻撃の飛行技であり、テクニシャンでしっかり威力が強化されるので相性は抜群。さらにダイマックスを使えば素早さが一段階上がる「ダイジェット」になるため攻撃性能が飛躍的に強化された。 ただし第七世代での主力技であった「むしくい」「はねやすめ」が剣盾では覚えられなくなってしまったので注意。 解禁前は「グラスメイカー」+「グラススライダー」で暴れるゴリランダーへの対策として注目されたが、実際はゴリランダーと同時採用されることが多いエースバーンに相性上不利なので、メタとしてはあまり役に立たず対戦でも偶に使われる程度。 ■ポケモンカードゲームでのストライク 第2弾「ポケモンジャングル」の★(キラカード)として初登場。 色を問わずエネルギー3つで相手に30ダメージを与える「きりさく」と、草エネルギー1つで「きりさく」のダメージを倍にする「つるぎのまい」を持つ。 進化しないたねポケモンで、条件付きとは言えエネルギーが3つあれば60ダメージを与えられるという、当時としては破格のコスパを誇るカードだった。 特に進化カードを多用するデッキだと、 最初に場に出されたコイツに「つるぎのまい」→「きりさく」を繰り返されて育つ前にたねポケモンがズタズタにされて敗北とか日常茶飯事だった。 え?ポケモンカードゲームのルール上、3ターン経たないと「きりさく」が使えないんじゃないか(エネルギーカードは1ターンに1枚のみ)って?甘い。 「つるぎのまい」はともかく、「きりさく」には必要なエネルギーカードに色指定がないため、 1ターン目に草エネルギーを付けて「つるぎのまい」をし、次のターンに無色2個エネルギーを付ければ、最短2ターンで60ダメの「きりさく」が撃てるのである。 ちなみに、60ダメを喰らっても余裕なたねポケモンは当時の環境では少数派で、ほとんどのたねポケモンにとっては致命傷だった。 また攻撃面以外でも、HPは70あり、闘タイプへの抵抗力を持ち、それに加えて「にげる」のコストはゼロ。インチキカードもいいかげんにしろ! ラッキーやプクリンキラーのエビワラーはコイツで止まっていた。 当然使用者も多い、というか当時を知る人だと「ほとんどのデッキに必須といっても過言ではなかった」。 「殿堂入りカード」(★が4つ以下になるように調整してデッキに入れなくてはならない)にも指定された。それも★2つである(最大2枚まで、かつ他の便利カードを諦める必要がある)。 後に★1つに下げられ、デザインの一新によって現在公式大会では使用できないが、当時のストライクの強さがわかるというものである。 ちなみに、2015年現在でストライクのカードは8枚出ているが、流石に初代ほどのぶっ壊れ性能は持たない。 かっこいいイラストのカードが多いので、興味があれば公式ホームページで見てみるといい。 なお、ポケモンカードGBでは初代のストライクがそのまま収録されているため、特に闘ポケモン主体のデッキを使っていると相手に使われると非常に厄介。 ライバルのランドなどこれを愛用しているNPCも多いので、 枠が余っているなら炎エネルギーがいらない炎ポケモンカード(ブースターなど)を保険として採用するのもアリ。 ちなみに更なる余談としてGB2にはスラッシュダウンのみを持っているストライクが収録されているが、こちらも逃げるサポートなどを駆使してベンチにひっこめる戦法をするとこのストライクほどではないが、 このゲームのカードプールでは「2エネ40ダメージ」がかなり破格なので普通に強かったりする。 と、この手のサイトで語ってくれる人は大体ポケモンカードGBネタで終わってしまうが、別にポケモンジャングルの後に出たストライクだってこのストライクにこそ劣るが負けてはいない。 そもそもポケモンカードは結局ファングッズなので、人気の鋼ポケモンであるハッサムが強めにデザインされることが多い。 そのためハッサムの進化前として常に高い需要を誇り、イラストだって気合いが入っている。 つまり強いストライクやかっこいいストライクは、いつだって人気があるのだ。 たとえば「スラッシュダウンのみを持っているストライク」ことストライク(拡張シート緑)なのだが、 こちらは一度ベンチに引っ込めてから出せば2エネ40ダメージを連発できること、上述のポケモンジャングル版に規制(殿堂ポイント)をかけるルールが多いことなどからむしろ現在ではこちらのストライクにお呼びがかかることが多い。 ストライクに規制をかけないルールの場合はさすがにポケモンジャングル版に軍配があがるが、それは上述された圧倒的な性能ではなく「(わるい)ハッサムへの進化前」という役目が軸になる(*7)始末で、アタッカーとしてはなお拡張シート緑版の方が強いとする意見すらある。 ぶっちゃけGB以降もカードプールが増え、その後互換を切られてなお20年以上研究を続けて煮詰まりきった魔境においては「いろんなことができて超便利なインチキカード!」という万能ストライクより、「たとえ他のことに不器用でも、2エネ40ダメージで確実にぶっ殺す」役割特化なストライクの方が使いでがいいのである。 一芸は多芸に通ず、みたいでいい話ではないか。 また、ジャングル版ストライクの調整版として「R団のストライク」というカードも登場。 次のダメージ倍加の「つるぎのまい」ではなく、これ以降コイントスの結果で相手のダメージを0にする「かげぶんしん」になっており、さらに草無無で40ダメージを放つ「こうそくカマ」になっている。 攻めのジャングル、守りのR団といった趣なのだが、こちらは「かげぶんしんが地味にうざいので序盤の壁として役に立つ」「旧裏にしては色拘束が薄い」「つるぎのまいを使わなくても火力が十分」「殿堂ポイントが付与されない」といった点から色々なデッキに採用できる。 つまりジャングル版ストライクは、今の……というかカードプールだけなら互換切りの前くらい(約20年前)ですでに陰っていたってわけ。 もちろん未だにポケモンカードGB環境で遊ぶんだったら十分なインチキカードなのだが、それは遊戯王で言えば「タッグフォース環境ではモグラは強い」みたいな話である。 一気に時代を下るが、ポケモンカードDPで同じく「つるぎのまい」でダメージが2倍になる「スラッシュダウン」を持ったストライクが登場した。 「スラッシュダウン」はこのカード含め、カードによって威力は違えど「連続では使えない」共通点を持った技となっている。 コイントス次第で50ダメージを与えられる「れんぞくぎり」や次の相手の攻撃を受けなくなる「ざんぞうぎり」を持ったストライクもいる。 「リスクのある高火力」「ある程度の守りの能力」という点は、いずれも旧裏時代に大活躍した先輩たちの名残を持つといえるだろう。 ちょっと変わった話をすると、ポケモンカードの「進化」のルールに波紋を投げかけたカードでもある。 ストライクのカードは、ポケモンカードe(第二世代、新裏化直後)~ADV・PCG期(第三世代)の進化ルールにちょっとした混乱をもたらしたことがあった。 ポケモンカードは名前が違うポケモンはルール上まったく別のカードとして扱われる。 ポケモンカードGB勢なら、エレキクラブのユカの「ピカチュウデッキ」なんかが分かりやすいだろうか。ピカチュウが全7種12枚入っているが、ライチュウに進化できるのは純正ピカチュウのみである。 さて、ポケモンカードADVの構築済みデッキに当時新しいシステムだった「ポケモンex」の販促を兼ねたカードが収録されており、その中に「ストライクex」というカードがあった。 しかしこのストライクexはルール的にちょっと厄介な問題を抱えていた。カードe時代(exという概念がない時代)のハッサムには「ストライクから進化」としか書かれておらず、このストライクexから進化することができなかったのである。 「ストライクex」のもたらしたルール的な問題点のせいで、ハッサムは原作人気があるにもかかわらずカード化が非常に遅れてしまい、カード化されたのも「R団のハッサムex」というあくタイプを併せ持つ変わり種としてであった。 その後一般パックでやっと「ハッサムex」が登場したのだが、この際に通常のストライクに加えてexから進化できることも明記されていた。 そして実用性はともかくとして、ハッサムexは「通常のハッサム」「ストライクex」という2種8枚の進化前を用意することができるポケモンとなったのである。 一方exではない通常のハッサムは、カード化されるまでその後かなりの長い時間を要することになる。 当時遊んだことがないと「何言ってんのか分からん」ってなるだろうが、つまり進化のラインに関するルールが一番面倒くさかった頃の生き証人ってわけ。似たようなポケモンとして「ラッキーex」というパターンもある。 長寿ゲームの歴史には必ず失敗談がついて回る。ぶっ壊れカードの話で盛り上がるのもいいが、こういう失敗談を後にどう生かしているのかというのを調べてみるのもなかなか面白い。 たとえばストライクexの失敗の場合、のちのシリーズで目玉と扱われるEXやGX、Vといったシステムは「たねポケモン」として扱うこと、絶対に進化系が出ないと分かっているポケモンでのみ制作するなどの工夫につながっているのだ。 このようにストライク(ハッサム)は、実は本当にマニアックな話がいくらでも出てくるすさまじい沼だ。 ポケモンカードのストライクならではの地味に困る余談として、検索システムとの相性の悪さがあげられる。 2023年8月13日の時点で、ストライクと検索してヒットするカードはなんと67件。ミュウツーが71件なので「随分と人気があるんだな」と思って調べていくと、ストライクと縁もゆかりもないポケモンがやたらヒットしているのだ。 ワザの名前に「○○ストライク」というものが多く、これが検索に引っかかってしまうのである。 同様の現象は「サンダー」「ラッキー」「ブルー」なんかにもあるのだが、ストライクの場合は有用なカードの進化前として調べたいことが多いので結構面倒。 他にも初代のポケモンは意外なものに検索を妨害されることがあるので、暇があったら調べてみるといいだろう。「プリン」あたりは「スプリンクラー」「プリンセス」などがヒットしてちょっと面白い。 ■ストライクとオシャレボール ストライク系統は第七世代の時点で登場した全てのボールに入れることができる、数少ない存在である。 遺伝可能なものだとサファリゾーンでしか使えないサファリボールはもちろん、虫取り大会でしか使えないコンペボールや現在は閉鎖したPDWでしか使えないドリームボール、UB専用のウルトラボールにも入れることができる。過去には配布個体もいたのでプレシャスボール入りもおり、勿体無いがもちろんマスターボールにも入る。 中でも、サファリボールに入ったストライクは特に貴重な存在である。 というのも、ストライクが出現するサファリゾーンは第三世代のファイアレッドのみだからである(リーフグリーンはカイロスが出る、カイロスはホウエン地方にも生息している)。 第一世代にもサファリボールはあるが、VC版で捕まえたポケモンを送ってもサファリボールにはならず、普通のモンスターボールになってしまう。 メロメロボディも使えない劣悪な環境で粘るだけでも一苦労。 ガラル地方では遺伝可能な全ボールを通常プレイで入手可能になったため、この特徴は珍しいものではなくなった。しかし一方でサファリボールストライクの入手難易度も若干だが緩和されており、サファリボールでその辺にいるストライクを普通に捕まえればよくなった。 とはいえ、剣盾のサファリボールは鎧の孤島必須、更に排出可能性が0.1%と入手難易度が鬼で、サファリボールストライクを持っているだけで注目されると思うので、持っている人はファイアレッドを引っ張り出して捕まえて連れて行くのはどうだろうか。 その後、SVではDLC『藍の円盤』にてブルーベリー図鑑の完成報酬でサファリボールが入手可能になり、(DLCは必須であるが)入手難易度はさらに緩和された。 ヒスイ地方にも登場するため、ヒスイ地方限定のボールにも入れられるが、オリジンボールだけは仕様上入れられないため、「全てのボールに入れることができる」という特徴はディアルガとパルキアに譲ることになった。 ひまなじかんから いきなり とびだして ついきしゅうせいを していく すがたは まるで アニヲタの ようだ。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] これにより、安定して剣の舞や高速移動を積むことができ、更にそれをバトンタッチで後続に回すことも出来る。 -- 名無しさん (2013-10-05 00 45 47) この間本物のカマキリを見たけど、ストライクに全く似てなかった。女性とか大人には嫌われがちな虫を老若男女みんなに可愛いとかカッコいいと思わせるデザインにアレンジして仕上げることも、キャラクターデザイナーの実力のみせどころだと思ったな。 -- 名無しさん (2013-10-05 05 17 55) 職殺ネタww -- 名無しさん (2013-10-05 05 29 51) 赤緑でのストライクの絵はきもかったな -- 名無しさん (2013-10-05 07 46 56) ↑ゴルバット「一理ある」 -- 名無し (2013-11-11 10 56 16) ↑×4 いつか虫ゴーストのパラドキサマンティス(幽霊カマキリと呼ばれる枯れ葉みたいなカマキリ)モチーフのスタンダードなカマキリっぽいポケモンが出ると信じている。 -- 名無しさん (2013-11-11 13 49 17) ↑タッツー系いるのにリーフィーシードラゴン出たしワンチャンあるかもな。 -- 名無しさん (2013-11-11 14 03 42) 本物はあの体の長さで足がついてるのがもうダメ………でもストライクはカッコイイと思う。どうしてだろう…人に近いからか? -- 名無しさん (2013-11-11 15 42 01) ↑×3それもいいけど、個人的にはミズカマキリモチーフの虫・水タイプが欲しいところ。本物のミズカマキリはカマキリとは別種らしいけど -- 名無しさん (2013-11-11 18 11 46) ↑2 やっぱ全体的に細長いのが気持ち悪いんじゃね?モチーフではあるけどもう完全に別物だしね -- 名無しさん (2013-11-11 18 16 14) ↑あぁ…なるほど…うん、納得した…。ついでにナナフシも苦手なんだ…(涙)。 -- 名無しさん (2013-11-11 19 30 49) 一応第一世代でもピカチュウ版限定でつばさでうつを覚えられたりする -- 名無しさん (2013-11-26 18 35 12) とある4コマだとデッドボールでもストライクを判定する審判 -- 名無しさん (2014-02-07 09 44 21) 威力135、デメリット無し、必中のツバメ返しって超強そう -- 名無しさん (2014-02-13 16 41 53) ↑11仮面ライダーを見ても思うけど、本物の虫がキモくても、それをモチーフにするとかっこいい物が出来上がる事が多いよね。 -- 名無しさん (2014-05-09 01 05 28) ↑シン「だよね」 -- 名無しさん (2014-06-03 06 03 12) メガハッサムのせいで、しんかのきせきが意味をなさなくなったんじゃないか? -- 名無しさん (2014-06-25 00 08 42) ↑メガカイロスにお株を奪われたってのならわかるが、なんでまるで役割の違うハッサムと比較するんだか -- 名無しさん (2014-06-25 00 26 46) カマキリの鎌は本来切断するものではない -- 名無しさん (2014-07-06 22 52 12) あーんスト様が死んだ!クスン、進化前薄命だ・・・ -- 名無しさん (2015-01-17 23 20 54) 昆虫というより恐竜っぽいよね。スピアーやヘラクロスみたいにモチーフに忠実なのも好きだけどこれはこれでナイスアレンジだと思う。 -- 名無しさん (2015-01-17 23 29 21) ゲンシカイキでゲンシストライクとかでたら面白そう。次世代に期待だ -- 名無しさん (2015-02-02 12 29 30) ゲンシカイキは進化の方法としてはグラカイだけで途絶えたと作中で言われてるから無理 -- 名無しさん (2015-02-18 15 34 28) 「げんしのちから」の進化ならワンチャン? -- 名無しさん (2015-08-31 16 11 55) 初代ポケカのストライクってそんなに脅威だったのか。確かに無色2個使えば2ターン目から60とか当時としてはありえんわな -- 名無しさん (2015-08-31 16 14 33) ↑逃げるがゼロなのもアホみたいに強いからなこいつ -- 名無しさん (2015-09-08 19 53 13) 金銀だと入手がだいぶ楽になった印象。おまけに捕獲に便利なみねうちのおかげでそれ以来旅の相棒状態だった -- 名無しさん (2015-09-09 00 03 54) ↑↑↑当時草デッキ組んでて先鋒ストライクでベンチにフシギバナとナッシー控えさせて戦えばほぼ勝ち確だったよ。ストには草3つ付けて最終的にバナでナッシーに横流しすればいい -- 名無しさん (2016-01-05 15 39 49) ポケとるやってて思うんだけど顔だけだと緑色のリザードンか何かに見える -- 名無しさん (2016-02-05 19 34 12) 極初期の没デザインは虫要素皆無の怪獣だった -- 名無しさん (2018-12-23 09 56 41) 何をもってストライクなんて名前にしたんだろ -- 名無しさん (2019-09-06 14 48 56) ↑たぶん捻りなくカッコイイし子供でも判る英単語で、鎌で斬る(打撃)って所が合うと思われたんじゃない?…実物はストライカーじゃなく、ガッチリ万力みたいに固定してそのまま食うグラップラーだけどw -- 名無しさん (2019-12-07 16 58 33) 飛行版ダブルチョップみたいな技をもらって大幅強化を受けた模様。やったね。すごいね。 -- 名無しさん (2020-06-24 13 21 46) スタライク球審ネタって海外だとどうなってるんだろ -- 名無しさん (2021-06-29 22 51 43) レジェンズでハッサムと違う新たな進化が追加される -- 名無しさん (2021-09-28 22 12 00) バサギリっていう進化形でて来たけど、特徴や見た目的にハッサムより正当な進化に見える -- 名無しさん (2021-09-28 22 25 22) リージョンフォームの進化か ニャイキングみたいなものね -- 名無しさん (2021-09-28 22 32 19) ↑2 そもそもカマキリ→ザリガニというのがよくわからないし。いや、テッポウウオ→タコに比べればましだが -- 名無しさん (2021-09-29 18 10 49) チーム かまいたちの ストライクだ! じまんのカマで きりひらいていくぜ! -- 名無しさん (2022-03-11 18 19 43) 夢特性がバサギリと同じ「きれあじ」だったらよかったんだけどな。まあ、ハッサムの面目が丸つぶれになっちゃうけど。 -- 名無しさん (2023-02-15 23 58 21) 強化版ツクシのはハッサムに進化しただけでリストラって言い方は違くない? -- 名無しさん (2023-12-31 16 49 14) 名前 コメント
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一 刹那(にのまえ・せつな)&一 模糊(にのまえ・もこ) 【 性別 】:女性 【 学年 】:その他 【 車名 】:サイドカー付き自転車「乾杯☆ヤッター♪号」 【 ステータス】 攻撃力:6 防御力:1 走行技術:1 加速力:6 精神力:1 二人の心:1 【 特殊能力名 】:『メリークリスマス! お神酒はいかが?』 【 特殊能力内容 】: 【能力効果】 永続パッシブ。 1.ゲーム開始時、パッシブ発動 FS1→0 2.1ターン目は効果を発揮しない 3.2ターン目以降、能力発動フェイズになると他のキャラクターに先駆けて(※1)同マス敵任意一名にバトルを仕掛ける(※2) 4.バトル成功すると、このキャラのみ1D6+加速力の数値分移動する(この場合も、移動先でデメリットマスの影響を受ける) 5.移動フェイズでも通常通り移動する 6.バトル成功する度にεさんはお酒を飲む。 ※1 他にも同じように、能力フェイズで先に行動するというキャラがいた場合はどちらが先に行動するかランダム ※2 能力の効果を発揮するタイミングで自分が行動不能であった場合は効果を発揮しない 【GK補足】 パッシブ能力でアトラス・ミニットマンに攻撃した時もアトラスの能力効果で強制移動させられる パッシブ能力で意志乃鞘&ヒロイックダイナーに攻撃した時も、攻撃失敗した時は意志乃の能力の効果で自分が行動不能にされる 【能力原理】 刹那ちゃんが相手をぶん殴って、模糊ちゃんがお神酒を奉納する。特に魔人能力は関係ない。 【 キャラクター説明 】: 一族中の魔人率が99%を超える戦闘破壊家族、一家(にのまえけ)の誇るノンストップ暴走双子少女。生意気盛りの中学2年生。今回の衣装は新春らしく(?)、ミニスカサンタの刹那ちゃんと巫女装束の模糊ちゃん。 刹那ちゃんは運転&戦闘担当、短気でせっかち、喧嘩っ早い体力自慢の熱血アホの子。不良少女だけど子犬とか拾っちゃう。好きなものは模糊ちゃん。 模糊ちゃんは作戦担当、見た目はほんわかしてるけど性格はクールな外道。趣味はお裁縫。好きなものは刹那ちゃん。 刹那ちゃんは黒髪。八重歯かわいい。せっかちすぎて今年のクリスマスに備えてもうサンタ服を着ている。車で言うとアクセル。 模糊ちゃんは金髪。腹黒かわいい。のんびり屋さんすぎて去年のお正月に備えた巫女服を着ている。というか一周回ってむしろ正しい。車で言うとブレーキ……ではなくターボブースト。火に油を注いじゃう。 刹那「どいたどいたーっ! 邪魔するとぶっとばすぞーっ♪」 模糊「刹那ちゃん、歩道が空いてるからそっちを行きましょうよ~」 GK評価 「攻撃極振りのキャラはこう作れ」を見事にやってのけたキャラクター。 サンプルキャラの牛兵衛やぺん3と違って自分の順位を上げるのに直接役に立つ能力であったのが強かった。 実際、2度パッシブの効果で急加速して中盤から後半にかけて優勝候補となっていた。残念ながら最終関門の転倒マスにひっかかってしまったので優勝は逃してしまったが、かなり善戦していたと思う。 あと、あんまりお酒飲めなくてごめん。
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メニュー>メインクラス>エクスプローラー>サポートストライクII スキルレベルを参照するデータが無いのにSL上限5なのは間違いなくエラッタ。 普通にSL上限1だろうが、それだとサポートストライクが使いにくい性能なのをカバーするほどとは言いがたい。 -- 名無しさん (2014-04-26 04 28 00) 名前 コメント
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刹那 ブログ 中川翔子に憧れを抱きアイドルを目指している女性、ブログの更新回数が極端に少ない。